プレゼンテーション用の画像

このページでは、私が作成したプレゼンテーション等に有用かもしれない画像などを公開しています。これらの画像は、クレジットが適切に与えられる (論文ないし出典が明記される) 限りにおいて自由に使って頂いて構いません。以下に表示されているのは低解像度のサムネイル画像で、クリックすることで高解像度の画像を見ることができます。

画像論文・出典解説


論文:M. Oguri, et al. PASJ, 70, S26 (2018)
出典:東京大学/国立天文台/大栗真宗
紫色の画像はすばる望遠鏡Hyper Suprime-Cam (HSC)サーベイデータを使った重力レンズ解析により再構築された三次元質量(主にダークマター)地図。赤色の画像は銀河分布観測から得られた銀河 (星) 質量分布。解析により両者の分布が統計的に相関し、したがって三次元質量分布が正しく再構築できていることを確認しました。これまででもっとも広い領域で三次元ダークマター地図を作成したことになります。解析から得られた三次元地図の可視化に関しては論文共著者の内海洋輔さんにいろいろ教えて頂きました。
左の画像のラベルなしバージョンはこちらこちら、また他のパッチの同様の三次元ダークマター地図と三次元銀河質量地図もこちらより取得できます。



論文:M. Oguri, et al. PASJ, 70, S26 (2018)
出典:東京大学/国立天文台/大栗真宗
上の画像と同様にすばる望遠鏡Hyper Suprime-Cam (HSC)サーベイデータを使った重力レンズ解析により再構築された二次元質量(ダークマター)地図 (青色) と銀河質量地図 (赤色)。両者の分布に相関があることが見て取れます。また二次元ダークマター地図のについては、重力レンズシアのパターンを重ねて書いたバージョンも作成しました。ダークマターが集まった場所で、シアの向きがその周りを円を描くようになっていることが見て取れます。
三次元ダークマター地図と同様に、二次元地図においても他のパッチの地図をこちらより取得できます。

論文:M. Oguri, et al. PASJ, 70, S26 (2018)
出典:東京大学/国立天文台/大栗真宗
すばる望遠鏡Hyper Suprime-Cam (HSC)サーベイの重力レンズ信号が強い銀河団領域のカラー画像に、弱い重力レンズの解析で再構築したダークマター分布 (青色) を重ねて表示した画像。
ダークマター分布のないバージョンはこちらより取得できます。


出典:大栗真宗 重力レンズによる焦線通過 (caustic crossing) 現象を利用した最遠方の単独の星の発見を私が参加する研究チームが最近報告しましたが、この焦線通過を視覚的に説明するため、普通の重力マイクロレンズ (上) 及び焦線通過 (下) のgifアニメーションを作成しました。通常の重力マイクロレンズでは光度曲線は対称的な分布を示すが、焦線通過のピーク付近の光度曲線は非常に非対称なのが特徴的です。作成に際して私が開発した重力レンズソフトウェアglaficを使用し、またScott Gaudi氏のgifアニメーションも参考にして作成しました。

論文:M. Oguri, et al. MNRAS, 429, 482 (2013)
出典:NASA/ESA/大栗真宗
私たちの研究グループがSDSSで発見した、これまでで最大の分離角 (22秒角) を持つ重力レンズクエーサーSDSSJ1029+2623をハッブル宇宙望遠鏡で撮影した画像。中心の赤い銀河団銀河の集まりの左にある、三つの青い点源がクエーサー像です。このような像の配置は銀河団重力レンズクエーサーにおいて理論的に期待されていたものです。またクエーサー像の背後に、重力レンズを受けて引き伸ばされたクエーサー母銀河も見えます。この重力レンズクエーサーには「隠し砦」(Hidden Fortress) というニックネームもつけられています。

論文:M. Oguri, et al. MNRAS, 420, 3213 (2012) 25個の銀河団の周り弱い重力レンズ信号を重ね合わせた、銀河団の平均質量分布の再構築。赤い色の部分が密度が高い領域を示し、棒線は再構築に用いた重力レンズシアマップを示しています。質量分布の向きを南北方向に揃えて重ね合わせた結果、質量分布が南北に有意に伸びており、すなわち銀河団内のダークマターが球対称でなくとてもゆがんだ分布をしていることがわかります。私たちの2010年及びこの2012年の論文で、重力レンズを用いた銀河団内のダークマター分布のゆがみの初めての直接的かつ強い証拠が得られたことになります。
向きを揃えずに重ね合わせたバージョンはこちらより取得できます。

論文:M. Oguri, et al. MNRAS, 420, 3213 (2012)
出典:東京大学/国立天文台/大栗真宗
すばる望遠鏡Suprime-Camを用いて撮影した、上記の銀河団内のダークマター分布の解析に用いた銀河団の一つSDSSJ1050+0017の中心部。強い重力レンズがはっきりと見られます (矢印)。
矢印のないバージョンはこちら、キャプションのないバージョンはこちら、より広い領域の銀河団画像はこちらより取得できます。


論文:M. Oguri, et al. MNRAS, 420, 3213 (2012)
出典:東京大学/国立天文台/大栗真宗
上と同様に、すばる望遠鏡Suprime-Camを用いて撮影しダークマター分布の解析に用いた銀河団SDSSJ1050+0017 (上) およびSDSSJ1446+3032 (下) の画像に、弱い重力レンズの解析で再構築したダークマター分布 (青色) を重ねて表示した画像。
ダークマター分布のないバージョンはこちらおよびこちらより取得できます。


出典:大栗真宗 集中講義用に作成した、光源の移動に伴う像の個数と配置の変化のアニメーション。点状光源と広がった光源の両方のバージョンを用意しています。質量モデルはコア等温楕円体です。同様のアニメーションの、特異等温球+外部歪み場のバージョンはこちらこちらより取得できます。

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